ひとつながりの家

ひとつながりの家

ユニバーサルホームデザインコンペ2015 「これからの平屋」応募作品

2015年

■家とまちのつながり
はなれ→中庭→リビングダイニング→中庭→個室の構成により公と私の領域が緩やかにつながる。「はなれ」と「住居」という構成は、周辺に見られる伝統的な農家住宅の、長屋門と主屋との関係を現代に読み替えたものであり、現代における居職の家である。「はなれ」は仕事場、趣味の部屋として。ここでの活動は、まちの営みとつながる。
■家と屋外環境とのつながり
「住居」と「はなれ」とに一つの大屋根をかける。そこに、採光と空気の流れを促す二つの中庭を設ける。リビングダイニングへの冬の日射を取り込むように屋根を切り下げる。冬の日射の太陽高度は緩やかで切り下げた屋根は中庭と屋根とを緩やかにつなぐ。屋根もひとつの居住空間となる。住居部分は中庭によりプライバシーが守られているため、開放的な過ごし方ができる。開放的な過ごし方は屋外環境の多様な移ろいを取り入れ、快適にコントロールされる。
■大屋根とのつながり
平屋は地面と屋根が近い。
地面と屋根がひとつながり
となる。
■明快な平面構成
「居室」「はなれ」は屋外環境に囲まれ自然環境と一体となった居住環境をつくる。「居室」はコア(玄関水回り)に接続され、「はなれ」は屋根下空間で接続する。

【作品講評 審査員長 難波 和彦】

「都市住宅で問題となるプライバシーの問題、他方で、内向的にならず街に対して住宅空間をどこまで開くかという課題、職住近接住宅という都市住宅の在り方に対する機能的な提案、光や風など自然エネルギーの採り入れ方、駐車場の問題、街並の景観に対する寄与など、さまざまな条件が過不足なく解決されている。」

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